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関口知宏の鉄道の旅を振り返る

関口知宏が行く ドイツ鉄道の旅

「ハイビジョン特集」枠初回放送日:2005年9月22日

番組のオープニング画面  ソレは、視聴者である私たちにとっても、そして関口さんにとっても望まれていた出来事だったのかもしれません。 先にも書いた「乗りつくしの旅」の前に収録したドラマの中で、関口さんがドイツ語の台詞を明瞭に話せられて その縁があってか、ドイツの旅の話が出てきたのでした。んまあ本来は、NHK 伝統和楽団のドイツ公演での司会に抜擢されたのもあって、 ドイツの旅はそのついでという話もありますけれども(笑)。 ともかく、関口さんの鉄道の旅はついに海外へも向けられることになりました。

 私もコレまでの日本国内の旅は色んな意味で限界に来てしまっていると感じていました。 「一緒に旅をしているような番組」になってほしい気持ちも強かったですし、それに加えて自然な「人とのふれあい」を見せてくれるには もう国内では出来ないだろうと思っていました。そんな中でのこのドイツの旅は、待ちに待った番組だったのでしょう。

 このドイツの旅は、2005年 7月下旬に 1週間かけて挙行されました。その後に NHK-BS ハイビジョンにて特集番組で放送されました。 1日ごとに旅の様子が流れていき、日本での旅と同じように途中下車してその先々で起こる出来事や出会う人とのふれあいが、番組を盛り立ててくれました。 しかし当の関口さんはドイツ語はあまり話せませんでした(笑)。んまあドラマとは違って台本で覚えた台詞なら話せても、実体験で話そうにも無理がありますしねぇ(^^;。 ココで旅の様子を一覧にまとめておきます。

日程 旅の行程 経由地 主な出来事
第1日 フランクフルト〜ケルン ヴィースバーデン 楽器(リュート)を購入
第2日 ケルン〜ハノーバー ブレーメン、
ブレーマーハーフェン
「虹」の作曲開始、
歌詞のドイツ語訳詩
第3日 ハノーバー〜ヴェルニゲローデ ゴスラー ハルツ狭軌鉄道
第4日 ヴェルニゲローデ〜ベルリン グルーネヴァルト駅
第5日 ベルリン〜ドレスデン ライプチヒ、ダーレン 大平原にて曲作り
第6日 ドレスデン〜ニュルンベルク 職人広場
第7日 ニュルンベルク〜ミュンヘン シュタルンベルク北駅 リュート奏者アクセル・ヴォルフさんのレッスン
第8日 ミュンヘン〜ツークシュピッツェ グライナウ、
ツークシュピッツプラット駅
木彫り職人ブーフ・ヴィーザー夫妻

ドイツ鉄道の旅ルートマップ

 この「ドイツ鉄道の旅」は、特集番組とは別に 6回に分けて再編集した番組も NHK-BS2 にて放送されました。 わずか 1週間とはいえ、やはり長い旅でしたし旅の 1つ 1つの出来事を改めて振り返ると、1週間分をまとめて観た時とは違った部分が見えてきて・・・ って実際違う部分も放送されてたりして(笑)。んまあ機会があればイロイロ見比べてみてください(^^;。

 番組の最後のシーンでもお馴染みですが、「虹」の曲を完成させた旅の最後にまるで導かれるように関口さんの目の前に「虹」が現れたのでした。 まるでこれまでの奇跡の連続だった鉄道の旅を象徴するかのような出来事でした。

 そして、いよいよ最後の日本の鉄道の旅に出ることになっていくのでした。


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